シシィのお部屋

アビシニアンのシシィ嬢と3匹の保護猫の日常 byしーまま

しーちゃんの特発性膀胱炎 ① 経過

膀胱炎で悩んでいる方に参考になればと、しーちゃんが膀胱炎になってしまった際のお話を何記事かにまとめていきたいと思います。

2018年4月7日 4:30頃  突然の嘔吐

発症したのは2018年4月7日の朝方、4:30頃でした。シシィが枕元で突然えづいたので、私がびっくりして起きました。吐いた後、シシィはすぐにトイレに行き、何度も何度もおしっこポーズを取りました。

私の脳裏に真っ先によぎったのは、膀胱結石→尿閉→尿毒症→嘔吐というストーリーでした。もし尿毒症で症状が出ているとしたら命に関わると思い、すぐに夜間動物病院に電話しました。

2018年4月7日 5:00頃  夜間動物病院を時間外で受診

街の獣医師達が有志で運営してくださっている夜間動物病院は5:00までの営業でしたので、それを過ぎると高額な診察費用に加え時間外診療費用も必要とのことで高額な費用がかかることが予想されました。しかし、お金のことを考えている場合ではなかったので、速攻準備して家を出て5:00過ぎくらいに夜間動物病院へ駆け込みました。

身体診察のみということになりましたが、蓄尿が無い(尿道が詰まって尿を出せない状態では無い)こと、血尿を認めていること、などから膀胱炎疑いとなりました。

アンピシリン(ABPC)という抗生剤と、トラネキサム酸という止血剤を投与してもらい、2〜3日分の内服薬ももらい、近日かかりつけの病院を受診ということで帰宅となりました。

 

家に帰宅したところで、寝室に尿の水溜りがあるのを発見しました。尿はやはり出ていたようです。トイレ以外のところで粗相をしたのはこれが初めてのことでした。

 

翌日、かかりつけの獣医と相談しましたが、ストレスが膀胱炎の原因になっている可能性が高いので連日病院に連れて行くのはかえって逆効果にもなり得る、という話を聞き、夜間病院でもらった内服で少しの間様子を見ることにしました。

2018年4月14日 22:00頃 粗相→頻尿行動

4月7日に夜間動物病院にて処置をしてもらって以降、頻尿や粗相、嘔吐などの症状がなかったシシィですが、また以前のように床でおしっこをし、その後、30分以上ずっとトイレでおしっこのポーズを繰り返すという行動を続け、完全に膀胱炎の再発を疑ました。またも夜間ではありましたが、朝に動物病院が開くまでの時間を考えると大変気が遠くなりました。悩みましたが、現在の症状緩和だけでもしてやりたいと思い、再度、夜間動物病院に連れて行くことにしました。

2018年4月14日 23:00頃 再度、夜間動物病院

2回目ということもあり、今回はかなり丁寧にエコー検査をしてくださり、膀胱の壁が厚く、結石は見当たらないものの、膀胱に炎症が起こっていることは間違い無いということでした。前回同様の抗生剤と止血剤を投与していただきました。

2018年4月15日 かかりつけ獣医へ内服をもらいに

 

再発しやすい膀胱炎にはしっかりと抗生剤治療をしましょう。ということで、2週間の抗生剤内服を行うことになりました。検査に関しては夜間動物病院で行ってもらったもので今のところ十分だと思うので、シシィを病院には連れて行かずに、私が薬を取りに行くことに。

症状が改善した頃に、しっかりと尿を採取して精査しましょう。という話になりました。

2018年4月15日〜2018年4月25日

その後も10日くらい粗相をしたり、しなかったり、という日々が続きました。頻尿症状は出ないものの、「帰宅したら床が池になっている!」など、片付けも楽ではなく、気の遠くなるような日々でした。

2018年4月26日 かかりつけ獣医で全身精査

症状が続く様であれば、膀胱炎ともともと悪い腎機能も含め一度しっかりと全身を精査しましょう。ということになり、かかりつけの病院へ。麻酔をかけた状態で、レントゲン、エコー、採血、採尿などの検査を1日かけてして頂きました。この様な検査をしっかりして頂くのは、生後8ヶ月くらいに避妊をして以来2年ぶりでした。

結果として、採血では今まで通りCRE(クレアチニン)が2.0と高値でした。それ以外には、尿所見も含め特に異常所見はありませんでした。感染症を示唆する結果もなく、後日わかった尿培養の結果も、(抗生剤治療を2週間弱続けた後なので精確さには欠けますが)菌の検出はなく、このことから、膀胱炎の原因は細菌感染によるものではなく、特発性であるという診断となりました。主に心的ストレスと因果関係があると言われている様です。

2018年4月27日 精査のストレスで口内炎?胃炎?

かかりつけ獣医で精査した翌日の夜ご飯の際、食欲はあるのに、なんだか食べ方が変で、カリカリを噛めていない、口に入れてはポロッポロっと床に落としてしまってました。硬いものが食べにくいのかもしれないと思い、ふやかしたカリカリをあげたところ食べれはしたのですが、その後全てを吐いてしまいました。その後もご飯を欲しがりましたが、吐いて脱水になるのも嫌だったので、次の朝まで様子を見ることにしました。

翌日の朝も食べ方がおかしく吐いたりしていたのですが、夜くらいからは少しずつ食べ方も改善し、吐かない様になりました。おそらく、26日の病院での出来事によるストレスで口内炎や胃炎が一時的に起きていたのではないかと考えます。